SHADE RACING

【S耐】 Round3
富士スピードウェイ(ST-4 ⁄ GR86)過酷な24時間を繋いだ6位完走

SHADE RACINGは、6月5日(金)~7日(日)に富士スピードウェイで行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 NAPAC 富士24時間レース」に参戦し、884号車は富士24時間レース3連覇を目指して臨みましたが、決勝レースではアクシデントに見舞われながらも、チーム一丸となって過酷な24時間を戦い抜き、6位で完走。シリーズ連覇に向けた貴重なポイントを獲得しました。

6月4日(木)

開幕戦もてぎ、第2戦鈴鹿では2戦連続のポールトゥウィンを達成した884号車。今大会では、通常のレギュラードライバーに加え、昨年に引き続き新田守男をスポットドライバーとして迎え、富士24時間レース3連覇を目標に掲げて準備を進めてきました。また、事前に行われた公式テスト富士についても、884号車は富士24時間レース本番を見据えた準備を優先したため、不参加としていました。本来、チームとしては6月3日(水)から走行を開始する予定でしたが、台風の影響により、大会事務局および富士スピードウェイの判断のもと、安全確保の観点から走行および設営作業が中止となりました。そのため、実質的な走行開始は6月4日(木)からとなり、予定していた走行スケジュールを見直す形でレースウィークに臨むこととなりました。4日(木)の走行は9時からスタートし、清水が持ち込みセットの確認から走行を開始。その後は大崎、山田、新田の順でステアリングを握り、マシンの状態を一つひとつ確認しながらセットアップ作業を進めていきました。あわせて、決勝レースに向けたブレーキの焼き入れ作業も並行して実施しました。また、24時間レース特有の夜間走行での確認も重要な要素となるため、19時30分からは夜間走行も実施。24時間仕様として、夜間の視認性向上を目的に新たに補助ライトをマシンへ装着した状態で走行を行い、ドライバーの夜間走行をサポートしました。限られた走行時間の中で、チームは決勝を見据えた準備を着実に進めていきました。

SHADE RACING 884号車 GR86
SHADE RACING 884号車 GR86

6月5日(金)予選

迎えた予選日は、気温19度、路面温度26度、天候は曇り。涼しいコンディションのもと、12時10分からAドライバー予選がスタートしました。Aドライバーを担当した大崎は、週末を通しての自己ベストとなる1’57.063を記録し、3位で予選を終えます。続いて行われたBドライバー予選は清水が担当。清水も渾身のアタックを披露しましたが、トップの3号車にわずか0.089秒届かず、1分’55.846で2位となりました。Aドライバー、Bドライバーの合算タイムは3’52.909となり、884号車は決勝レースを2位からスタートすることが決定しました。また、Cドライバー予選を担当した山田、Dドライバー予選を担当した新田は、ともに決勝用セットでの確認を行い、24時間レース本番に向けた確認を進めました。

6月6日(土)~6月7日(日)決勝

決勝日朝の10時05分からは、ウォームアップ走行が行われました。山田がステアリングを握り、前日の予選を踏まえてセット変更を施したマシンの最終確認を実施。決勝本番へ向けた最後のチェックを終え、チームはいよいよ24時間レースへと臨みます。スタート前には24時間レース特有のセレモニーが行われ、各チーム1台ずつ、チームキャッチコピー、ゼッケン番号、車両名が実況とともに紹介されながらピットを後にしました。その後、ホームストレート上にマシンが整列し、グリッドウォークが開始。スタートが近づくにつれ、場内には緊張感と期待感が高まっていきます。そして15時、気温23度、路面温度33度、時折日差しが差し込むコンディションの中、31,800人に及ぶ観衆が見守る中で、過酷な24時間決勝レースがスタートしました。

SHADE RACING 884号車 GR86
SHADE RACING 884号車 GR86

スタートドライバーを務めたのは清水。スタート直後に41号車に先行を許し、その後はポジションを維持しながら走行を続けていましたが、37号車にも先行を許す展開となりました。それでも長い24時間レースを見据え、自身のスティントに集中しながら冷静に走行を続けました。その後は大崎、山田、新田へとドライバーを交替しながら、レースは夜間走行へと進んでいきます。しかし、1回目のピット作業時に燃料装置のトラブルが発生。規定どおりの燃料を搭載することができず、1スティント※1あたりの走行距離を通常より短く設定せざるを得ない状況となりました。加えて、レースペースのコントロールも求められる中、上位グループのペースに対しては対応が難しく、序盤から我慢の続く展開となりました。その後も清水、山田、新田、清水、山田、新田とドライバーを交替しながら、レースは夜間走行から明け方へと進んでいきました。夜が明けた6時00分には、新田から清水へドライバーを交替するタイミングでメンテナンスタイム※2を消化。その際、レース開始後から不具合が発生していた車載無線についても、配線の交換を実施しました。その後も大崎、山田、清水、大崎の順でスティントを重ねながら、レースは終盤へと進んでいきました。

SHADE RACING 884号車 GR86
大崎 選手・清水 選手・山田 選手

大崎の走行中には一時的に小雨が落ち始め、チームは天候の変化を見越してウエットタイヤへ交換する場面もありましたが、雨はほどなく止み、状況を見極めながらレースを継続しました。そして、レース残り2時間のタイミングで最後の走行を担当する山田へドライバーを交替。この時点での周回数は608周に達していました。しかし、残り時間を走り切ろうとした矢先、山田から「エンジンオイル警告灯が点灯した」と無線が入ります。チームは直ちに山田をピットへ呼び戻し、修復作業に着手。その場ではオイルクーラー※3の状態を確認し、メカニックは迅速な対応で修理を実施し、最小限のロスタイムでコースへ復帰させました。表彰台争いも視野に入る中でのトラブル発生となり、チームにとっては苦渋の対応となりました。その後、天気予報どおり小雨が降り始め、レース終盤の30分間は本格的なウエットコンディションへと変化します。オイルクーラー修復後もエンジン油温※4は高い状態が続き、山田はペースを抑えながらの走行を余儀なくされました。このままではマシンを止めてしまうリスクが高いと判断したチームは、再び山田をピットへ呼び戻し、完走を最優先とする戦略へ切り替えます。そして、残り時間を見極めながらピットで待機した後、14時56分に再び山田をコースへ送り出し、最終的に646周を走破。884号車は過酷な富士24時間レースを6位で完走しました。3連覇を目指して臨んだ一戦は、望んだ結果には届きませんでしたが、マシントラブルに見舞われる中でもチーム一丸となって最後まで戦い抜き、シリーズ連覇に向けた貴重なポイントを獲得しました。なお、今回得られた課題と経験を今後のレースに活かし、次戦以降の巻き返しにつなげてまいります。

※1・・・. 1人のドライバーが乗車する事の総称です

※2・・・. 競技規則により各チームはレース中に10分間のメンテナンスタイムを1回消化する必要があります。この時間は、ブレーキパッド交換やサスペンション調整など、 通常のピット作業では対応しきれないメンテナンスに充てられます。なお、実施はレース開始から20時間以内に限られ、10分未満、または未消化の場合は ペナルティの対象となります。ピットイン中の時間もレース時間に含まれるため、実施タイミングは戦略上重要な判断となります

※3・・・. エンジンオイルを冷やすための重要部品の総称です。

※4・・・. エンジンオイルの温度を指します。室内のメーター内に温度を表示する事ができ、適正範囲の温度で使用できているかを確認します。

大崎 達也 大崎 達也 選手

COMMENT

富士24時間レースでもたくさんの応援ありがとうございました。チーム一丸となって戦いましたが、残念ながら表彰台には届きませんでした。ですが、シリーズとしては貴重なポイントを獲得することができました。次戦菅生からは巻き返して行けるように引き続き頑張ります。次戦以降も温かいご声援をよろしくお願い致します。

清水 英志郎 清水 英志郎 選手

COMMENT

富士24時間レースたくさんの応援をありがとうございました。開幕からの3連勝、そして富士24時間レース3連覇を目標に臨みましたが、マシントラブルにより悔しい結果となってしまいました。表彰台を狙える位置で戦えていただけに悔しさの残るレースではありましたが、チーム一丸となって最後まで戦い抜いたことで、シリーズを見据えた貴重なポイントを獲得することができました。たくさんのご声援、本当にありがとうございました。

山田 真之亮 山田 真之亮 選手

COMMENT

24時間レースでもたくさんの応援をありがとうございました。最終スティントでは、マシントラブルにより、いつマシンが止まってもおかしくない状況となったため、チームと完走を最優先にピットで待機する判断を取りました。それでも、チーム一丸となって最後まで諦めずに戦い抜き、完走とチャンピオン連覇に向けたポイント獲得につなげることができたことは、大きな意味があったと思います。次戦から巻き返していけるよう、引き続き全力で取り組んでいきます。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。

山田 真之亮 新田 守男 選手

COMMENT

今年もチームの一員として、夜間走行を中心に富士24時間レースを戦うことができました。3連覇に挑むチームの中で、自分の役割をしっかり果たせたことを嬉しく思っています。マシントラブルに見舞われながらも、最後まで諦めず戦い続けるチームの姿は、まさにチャンピオンチームそのものでした。引き続き、SHADE RACINGへの応援をよろしくお願いいたします。

今後の参戦

次回は7/4(土)~7/5(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催される
「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第4戦 SUGO スーパー耐久 4時間レース」 へ参戦致します。
SHADE RACING 884号車への熱いご声援、宜しくお願い致します。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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