SHADE RACING

【S耐】 Round3
富士スピードウェイ
(ST-Z ⁄ GR Supra GT4 EVO2)
過酷な24時間を走り切り6位

SHADE RACINGは、6月5日(金)~7日(日)に富士スピードウェイで行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 NAPAC 富士24時間レース」に参戦し、885号車は着実なレース運びで大きなトラブルなく過酷な24時間を完走。6位でチェッカーを受け、次戦につながるシリーズポイントを獲得しました。

6月4日(木)

前戦・第2戦鈴鹿では4位入賞を果たし、表彰台まであと一歩に迫った885号車。ホームコースでもある富士で、2024年以来となる24時間レース優勝を目指し、チームは事前に実施された公式テスト富士から準備を進めてきました。公式テストでは、885号車は合計272周を走破。水野、銘苅の両ドライバーを中心に精力的に走行を重ねました。今大会のレースウィークは、本来6月3日(水)から走行を開始する予定だったものの、台風の影響により、大会事務局および富士スピードウェイの判断のもと、安全確保の観点から走行および設営作業が中止となりました。そのため、実質的な走行開始は6月4日(木)からとなり、予定していた走行スケジュールを見直したうえで、レースウィークに臨むこととなりました。公式テストで得られた内容を踏まえ、持ち込みセットをベースに平中から走行を開始しましたが、マシンの不安定な挙動に悩まされる展開となります。チームは問題点の究明を進めるとともに、足回りを中心にセット変更を重ねながら、セットアップの最適解を探っていきました。水野、国本、銘苅も限られた走行時間の中で予選・決勝を見据えたセットアップ作業を着実に進め、富士24時間レース本番に向けてマシンの完成度を一歩ずつ高めていきました。

平中 選手・国本 選手・水野 選手
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

6月5日(金)予選

迎えた予選日は、気温19度、路面温度26度、天候は曇り。比較的涼しいコンディションの中、12時25分からAドライバー予選がスタートしました。 Aドライバーを担当した水野は、最終区間でわずかなロスがありながらも、今週末の自己ベストとなる1’48,145を記録し、3位で走行を終えました。内容としてはさらに上位を狙える手応えもあっただけに、本人にとっては悔しさの残るアタックとなりました。 続いて行われたBドライバー予選では平中がステアリングを握り、こちらも今週末のベストタイムとなる1’47.761を記録しました。アタックに向けては前方車両との十分な間隔を確保してコースインしたものの、計測ラップ中に他クラス車両に追いつく場面があり、タイムロス。6位で予選を終えることとなりました。Aドライバー、Bドライバーの合算タイムは3’35.906。決勝レースは6位からスタートすることとなりました。また、Cドライバー予選を担当した国本、Dドライバー予選を担当した銘苅は、24時間の決勝を見据えた走行を実施し、決勝用セットでの確認を行いました。練習走行から続く課題に向き合いながら、現状でできる限りの対応を施して臨んだ予選となりましたが、上位勢の速さも際立つ中で、この結果を受け止める形となりました。しかし、勝負の本番は24時間の決勝レースです。チームは予選結果を踏まえつつ、決勝での巻き返しを見据えてレース戦略の見直しを進め、翌日に向けた準備を整えていきました。

6月6日(土)~6月7日(日)決勝

決勝日朝の10時05分からは、ウォームアップ走行が行われました。前日の予選終了後、チームは現状を打開すべくセット変更を実施し、最後の調整に臨みます。一定の変化は感じられたものの、根本的なマシンバランスの改善には至らず、決勝に向けた最終確認を終える形となりました。決勝スタート前には24時間レース特有のセレモニーが行われ、各チーム1台ずつ、チームキャッチコピー、ゼッケン番号、車両名が実況とともに紹介されながらピットを後にします。その後、ホームストレート上にマシンが整列し、グリッドウォークが開始。スタートが近づくにつれ、場内には緊張感と期待感が高まっていきます。そして15時、気温23度、路面温度33度、時折日差しが差し込むコンディションの中、31,800人に及ぶ観衆が見守る中で、過酷な24時間決勝レースがスタートしました。

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

スタートこそ大きな順位変動はなかったものの、上位グループは序盤からハイペースでレースをリードしていきます。スタートドライバーを務めた平中は、タイヤマネージメントを意識しながら、長丁場を見据えた丁寧なスティントを展開しました。当初はピット作業時間の短縮を鑑み、タイヤ無交換も視野に入れ、検討していましたが、上位勢のペースに対応していくためには、各スティントでフレッシュタイヤを投入することが有効と判断。チームは戦略を変更し、ドライバー交替時にはタイヤを毎回交換する方針へ切り替え、以降も国本、水野へとドライバーを交替しながら、着実にレースを進めていきました。しかし、水野のスティント中には、他クラス車両との接触によるアクシデントが発生。この接触により、ゼッケン番号を表示する照明※1が破損するトラブルに見舞われます。それでも、銘苅へのドライバー交替を行うピットストップのタイミングで修復作業を実施し、ロスタイムを最小限に抑えながらレースへ復帰。チームは冷静に対応しました。

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

夜間の走行も平中、国本、水野と順調にスティントを重ね、夜が明けた6時00分にはメンテナンスタイム※2を消化し、銘苅へドライバーを交替しました。その後も、平中、水野、国本、銘苅の順でスティントを重ねていきます。途中、他車との軽い接触などはあったものの、大きなダメージには至らず、チームは冷静にレースを継続。残り2時間を切ったタイミングで、最後の走行を担当する平中へドライバーを交替しました。この頃から天気予報どおり小雨が降り始め、レース終盤の30分間は本格的なウエットコンディションへと変化します。難しい路面状況の中でも、平中は最後まで集中力を切らすことなく周回を重ね、885号車は744周を走破し、6位でチェッカーを受けました。今回は大きなトラブルなく、過酷な24時間レースを完走し、貴重なポイントを獲得しました。ドライバー、メカニック、エンジニア、マネージャーを含むすべてのチームスタッフが、それぞれの役割を果たしながら一丸となって戦い抜いたことで、この完走につなげることができました。一方で、さらに上位を争ううえでの課題も明確となった一戦でもありました。次戦に向けて準備を整え、巻き返しを図ってまいります。

※1・・・. 大会事務局支給の自発光ELパネル式ゼッケン照明の装着が義務付けられています。夜間走行時や天候不良時の車両識別を目的とした装備で、 車両ライトと連動して点灯する必要があります。破損などにより点灯できない場合は、特別規則に基づき、次回のピット作業時に修理を行うこととなり ます。

※2・・・. 競技規則により各チームはレース中に10分間のメンテナンスタイムを1回消化する必要があります。この時間は、ブレーキパッド交換やサスペンション調整など、 通常のピット作業では対応しきれないメンテナンスに充てられます。なお、実施はレース開始から20時間以内に限られ、10分未満、または未消化の場合は ペナルティの対象となります。ピットイン中の時間もレース時間に含まれるため、実施タイミングは戦略上重要な判断となります

水野 大 水野 大 選手

COMMENT

チーム全員で最善を尽くした24時間レースでした。大きなペナルティやマシントラブルはありませんでしたが、自分のスティントでは接触によりゼッケン照明を損傷し、補修でタイムロスがありました。それでもメカニックさんの迅速な対応に助けられ、多くの学びを得ることができました。この経験を次戦以降に活かし、さらに結果で貢献できるよう努めます。応援ありがとうございました。

平中 克幸 平中 克幸 選手

COMMENT

今年の富士24時間レースは6位という結果でした。ペナルティや大きなマシントラブルなく24時間を走り切ることはできましたが、上位を争うにはまだ足りない部分も多く、課題の残るレースだったと感じています。応援いただいた皆様、ありがとうございました。そして、チームのみんな、本当にお疲れ様でした

国本 雄資 国本 雄資 選手

COMMENT

長い24時間レースの応援もありがとうございました。厳しい展開の中でもチーム全員で粘り強く戦い、6位で完走できたことは大きな意味のある結果だったと思います。寝ずに最後まで支えてくれたチームの皆さんに感謝しています。次戦に向けて、さらに良い結果につなげられるよう準備していきます。

銘苅 翼 銘苅 翼 選手

COMMENT

チーム全員、全力で闘いましたが、望んでいる結果を得ることはできませんでした。24時間全開で走ってもトラブルひとつでないマシンを仕上げてくれたエンジニアさん、メカニックさんには感謝です。毎戦学びの多いレースを経験させていただいております。個人的にはチームの力になれるよう磨きをかける事にフォーカスし次戦以降も過ごしていきます。応援頂いた皆様ありがとうございました。

今後の参戦

次回は6/5(金)~6/7(日)に富士スピードウェイ (静岡県)で開催される
「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 富士24時間レース」 へ参戦致します。
SHADE RACING 885号車への熱いご声援、宜しくお願い致します。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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